月別アーカイブ: 2017年4月

宝くじつき定期預金はどこが最高(1番)か

私は自分で自分のお金を出して宝くじを買うことはしません。なぜかと言うと、宝くじの還元率(期待値)はおよそ投入金額の40%でしかありませんから。
1等前後賞あわせて10億円の宝くじが現在の主流ですが、それを仮に100億円分購入しても、当選金として戻ってくるのはおよそ40億円ですからね・・・。
社会貢献をしたと考えればたいへん立派なことですが、金銭的にはやればやるほど損が膨らみます(笑)。このような理由で、確率的に利益を得られることはありえません。
でも、宝くじを誰かからいただけるのでしたらしっかりともらっちゃいますよね。

本題に移ります。宝くじつき定期預金のリワードの標準としては、100万円1年あたり、300円の宝くじ10枚プラス少々の預金金利です。しかしながらここのところ移り変わりが激しい様相です。

さて、回りくどい話はやめにして、結論を申し上げます。もしも今(2017年6月末日まで)に預金するのでしたら、1番は、

「大阪シティ信用金庫」
の宝くじつき定期預金です。

次に2番は、

「スルガ銀行」
の宝くじつき定期預金です。

「大阪シティ信用金庫」を1番にした理由は、100万円1年あたり300円の宝くじ10枚、プラス他よりも有利な預金金利を得られることです。定期預金の設定も、自身の普通預金口座に入金した後に信用金庫に電話(もちろんフリーダイヤルです)でお願いするシステムなので安心感があるし、オペレーターさんがちょっぴり関西弁風なのが楽しくもあります。ただし、この預金条件は2017年6月末日までですので残り期間は短いです。

「スルガ銀行」を2番にした理由は、100万円1年あたり300円の宝くじ10枚得られるのですが、預金金利が少なめなことです。しかしながら、宝くじを現物でもらえることと、バラ券を選べることは人によっては大きなメリットになり得ます。

昨今のジャンボ宝くじは、1等前後賞あわせて10億円とスケールが大きくなりすぎました。その分、1等前後賞の当選確率は従前より下がることになります。10億円といわず、1億円程度の当選金を得たい場合はバラ券のほうが断然よいです(確率的に高くなります)。もっとも、「ジャンボミニ」をいただける宝くじつき定期預金があればこの限りではないのですがね・・・。
2017年7月以降に預けるのでしたらは、ココが1番となるでしょう。

他には、「瀬戸信用金庫」が3番目としてあげられるかなあ・・。
以前は、定期預金300万円で、1年あたり300円の宝くじ40枚プラス預金金利とダントツによかったのですが、現時点(2017年4月中旬)では定期預金300万円で、1年あたり300円の宝くじ20枚プラス預金金利です。

<まとめ>
2017年6月末までに預けるのなら・・・「大阪シティ信用金庫」
2017年7月以降に預けるのなら・・・「スルガ銀行」

10億円といわず1億円程度の当選金でよろしければ、「スルガ銀行」でバラ券を選びましょう。
預金保険(ペイオフ)は1000万円までなので、預ける額としてはここが「満タン」と考えておくと想定外の失敗がないです(もっとも極めてレアケースだと思いますが・・・)


ふるさと納税では何をもらうのがよいか?

ふるさと納税は今から10年ほど前からはじまった制度で(現時点は2017年4月です)、自分の好きな自治体に寄付(納税)をするものです。もっとも寄付には見返りがありまして、お礼の品としてその地域の特産物(お米、果物、魚、肉、酒・・・)などをいただけますし、そもそも寄付したお金の大半(詳しい説明は控えますが概ね2千円を越えた部分で上限額あり)は確定申告すれば税金から差し引かれる(ある意味キャッシュバック)されることになるものです。

これまでの間に制度の見直しがあり、自己負担を増やすことなく寄付できる金額が2倍に増えたり、確定申告の手間を省くため「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が導入されたりとふるさと納税がやりやすい環境になってきてはいます。

ふるさと納税は納税者からしてみれば確実に「儲ける」システムなのですが、何をもらえば一番いいのか考えてみたことはありますか?

私自身これまで数年以上納税を行いいろいろな品物を手に入れてきました。単純に考えると現金または現金に近い性質のもの(金券類)が直感的に便利だと思っていました。これですとある意味税金のキャッシュバックですからね・・・。

過去にはツタヤのTポイントをいただいたり、クオカードをいただいたり、その他金券類をいただいたりしたこともありましたが、「ふるさと納税」の本来の趣旨とは異なるようでこれらは禁じ手となってしまいつつあります。

地域の特産物ということで、新鮮な食料品、たとえばお刺身などをオーダーしたこともあります。事前に発送案内があり、クール便で新鮮なままに届くのですが、一度にいただく量が結構多いのです。
納税としては少なめの5千円としても、概ねその4割の2千円分相当のものが届くことになります。しかもサービス精神が旺盛な印象もあり、数日中に胃袋におさめてしまえるか不安な状況になることもあります(それでも頑張って食べてしまうのですが・・・)。

そのようなわけで、何をもらうのが一番よいかを考えたら、やはり現金に近いものがよい。もっとも、金券類は縮小傾向なので、地域の特産物で一年程度のスパンで保存することができ、価値が目減りすることなく(あるいは現象が緩やかで)、確実に消費してしまえるものがよいと思いました。

出した結論は、米と焼酎です。

具体的な納税先は記載しませんが、米は納税3万円で60キログラムいただいています。しかも10キログラム単位で月ごとに小分けにして送っていただけるのでとっても便利です。新米が出回り始める10月から翌年の3月まで毎月いただいています。
焼酎は納税1万円で5合ビンのものを6本。銘柄のバリエーションも実に豊富で晩酌を楽しんでします。手持ちがなくなれば何度もリピートする感じです。

結局のところは各自が一番ほしい物をオーダーすればよいのですが、食品でしたら消費の見通しを立ててからにすべきだと思います。


宝くじつき定期預金の改悪(大阪シティ信用金庫)

宝くじつき定期預金とは、金融機関にまとまったお金を預けて、その見返りとして宝くじと少々の預金金利を受け取るものです。今までのところは、金利に換算して概ね0.3%プラスアルファの収益が得られていました。例えて言えば、100万円を一年間預けると、300円の宝くじが10枚と少々の預金金利を得られていたことになります。

もっとも、300円の宝くじ10枚はたいへん運がよければ10億円にばけることもありますが、大概のところは10枚の内の1枚が300円に替わる程度です(もっとも期待値的には約4割の戻りがあることになりますけどね)。まあそれでも普通預金の金利よりはよいですし、なんと言っても大きな夢を見られることにメリットがあると思います。
そう、庶民の夢です・・・。

本題にうつります。大阪シティ信用金庫より、「宝くじつき定期預金『夢ジャンボ』進呈する宝くじの枚数変更等のお知らせ」が発表されました。

http://www.osaka-city-shinkin.co.jp/kojin/yume_fuku/

それによると、平成29年7月1日からの預け入れ分(満期到来による継続分も同様)については、進呈される宝くじの枚数が定期預金100万円あたり5枚となってしまいます。今までは100万円あたり10枚でしたから完全に半減となります。激変緩和措置として定期預金の上乗せ金利が0.05%から0.10%へと変更になりますが、焼け石に水だと思います。これは税引き前で100万円の預金に対し500円相当。宝くじ1枚と少しにしか相当しませんから完全に改悪だと思います・・・。

そういえば、瀬戸信用金庫も少し前に宝くじの枚数についての改悪がありました。ここのところの金融情勢を踏まえると致し方ないところかもしれませんが、宝くじというものはそのうちの約半分は税金というか寄付のようなものですから少々大目に見てほしいなあという気持ちになりますね。

これで定期預金100万円あたり300円の宝くじを10枚くれるところはずいぶんと限られてきました。今もなおこのレートにて残っている金融機関においては現状維持を切望する次第です。